カント読書会

月曜日の朝7時から約2時間、イマヌエル・カントの主著である『純粋理性批判』を読み進めています。この会の目標は、近代西洋における形而上学の名著に親しむことです。近代に形作られた思考のスキームは現在にも強く影響を持っており、それを理解することは現代理解の一歩ともなるでしょう。ガイドは繁田歩さんが務めています。

これまで読んだもの

形而上学入門

ハイデガーが1935年頃に行った講義をもとに、1953年に発表された著作。哲学の根本態度について、ハイデガーの主張を確認した。なぜ、と問う哲学に、なぜ「なぜ」と問うのか、と問うたハイデガーの思索は興味深い。

純粋理性批判

イマヌエル・カントの理論哲学における一つの到達点であり、近代哲学史上の最難図書の一つが『純粋理性批判』である。本読書会では、この図書を一文ずつ、なるべく丁寧に読み進めることを通じて、カント哲学の基礎構造を理解することを目指す。

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